『大学と現代社会』第3回レジュメ
○英語は耳から
大学在学中に修得しておくべきものの一つとして英語があげられる。
「英語をものにする」とは「英語を耳で聴いて理解できる」ということである。
これを実現するのに最も有効な手段、それはとにかく英語を聞くことだ。今からでも遅くない。CNNやBBCなどの放送をかけておけばいい。意識して聞く必要はない。
とにかく英語を流しっぱなしにしておき、耳を慣らすのである。すると英語が解るようになるのだ。これも脳の仕組みのおかげである。
○印刷博物館
印刷博物館(http://www.printing-museum.org/index.html)
博物館は古今東西のあらゆる知識を提示してくれる場所である。
ここはとにかく情報量が多く、常設展も良い。VRシアターは一見の価値がある。
企画展示…『百学連環―百科事典と博物図譜の饗宴』(12月9日まで)
関連書籍:『グーテンベルク』
『2000年間で最大の発明は何か』
『ねじとねじ回し』
●『百學連環』と西周
百学連環(Encyclopedia)
百学連環はencyclopediaの訳語である。Encyclopediaのpediaの語源はギリシア語で「教育・文化・教養」を意味する。
「百学連環」という言葉を作った人物が西周である。現代でも使われている「〜学」(ex.哲学)という言葉の多くは彼によって訳されたものだ。
西周は塾を開き、そこで弟子たちにあらゆる学問を教えた。塾生の記録したものを編集してできたものが『百學連環』である。
Cf. 『東大生はバカになったか』p.290〜
関連書籍:『フランス百科全書絵引』
百科全書は図解が素晴らしく、その図版のみを集めて載せたのがこの本である。
●推論方法:帰納(induction)・演繹(deduction)と仮説推論(abduction)
20年くらい前までは、推論方法というと帰納法か演繹法が主流であったが、今や仮説推論が一般的である。
科学の世界では頻繁に用いられている。
Ductはパイプ状のものを指す。Ab-は「〜から離れて」の意。したがってductから少しはずれたものがabductionである。
仮説推論:Aである。もしCならばAは成立する。よってCは真である。
関連書籍:『99.9%は仮説』
○生理学
医学部にでも行かないとふれることの少ない生理学。
教養として生理学を知るのに役立つ本を紹介。
『[図説]人体博物館』
『人体の分子の驚異』
『謎の解剖学者 ヴェサリウス』
↓セットで脳の本を読むとよい
『人体解剖 カラーアトラス』
『ネッター 医学図譜』
『3D Anatomy』
『[新]ヒトの解剖』
『[新]人体の矛盾』
Cf.『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術』
これらの本のうち何冊かは一般書店にはおいていない場合もある。医学部のある大学近くの書店をあたる手もあるが、そんな時はぜひ『東京ブックマップ』を使ってみてほしい。
○『書く』ということについて
ペーパーは他人に読まれることを前提にして書くものである。
ものの書き方については『二十歳のころ』のはしがきを参照
●類語辞典
文章を書く時に欠かせないものが類語辞典だ。ぴったりの言葉が見当たらない時、引けばきっと助けになってくれるはず。
おすすめ:『類語辞典』(角川)、『日本語 大シソーラス』(山口翼)
関連書籍:『書きたがる脳』
Cf. 『東大生はバカになったか』P.340〜