大学と現代社会

第7回

2007年11月8日

"百学連環"のレポートをふまえてのプレゼンテーション

今回は秋休みの前から予告のあった、第2回レポート「百学連環を見学して」をふまえて、受講生6名がプレゼンテーションをしました。
その資料は、
http://tachibanaseminar.jpn.org/chez/lecture/z_insatsu_report.doc
に詳しく出ていますので、そちらをご覧ください。
今日のレジュメは、プレゼンに対して立花先生がおっしゃったことや、聴講生の質問などを中心に載せていきます。

印刷技術と情報検索〜リベラルアーツへのヒント〜

IKUHIROさんのプレゼン
「デジタル化した百科事典(Google)では、紙媒体の事典に比べて、全く思いがけないことを知ることは少ない」 という発表に対して、
「デジタル化した百科事典だって、全く思いがけないことを知る機会はたくさんあるのではないか、なぜ少ないと思うのか」 という質問がされ、
「その項目にクリックしないということは、そのことに興味がないからクリックしないのであって、紙媒体のものであれば、興味がなかったものでもぱっと目に入ったものであれば、調べることがあるから」と答えていました。
これに関して立花先生は、Googleなどは、使う人の使い方や使用目的によって、その人の捉え方が変わってくるとおっしゃっていました。

VRシアター

MINAMIさんのプレゼン
立花先生のVRについての補足がなされました。VRの定義は使う人によって大きく異なります。
現在のVRは主にシュミレーションで使われていて、例えば、解体しても中身がどうなっているかさっぱり分からないコンピューターの内部の働きを、VRによって見ることを可能にしたり、手術で、人体と体内を重ね合わせて見えない部分を補強する技術にVRが使われていたりしています。ここにおいて、VRは「見えないものを見えるようにするもの」といえます。
また、戦闘機のゴーグルに次々と情報が入るものがあるといった、まるでSFの世界を体現したようなものや、VRから発達したオーグメンティドリアリティーといもののそんざいもあります。
また、現代ではイマースタイプ(=全身投入型)、つまりVR,SFに自分が入ってるのか、これが現実なのか分からなくなってしまう人もいるそうです。

情報との接し方

WATARIさんのプレゼン
人の情報に対する感覚というのは、驚くほど繊細で、少し情報が変わっただけで、全然違った感覚になるそうです。人はものを見比べたときの、そのもののひねりの度合いで、同体か異体かの認識の差が変わってきます。ひねりの度合いが大きければ、認識は困難になります。また、ヒントを少し与えるだけで、ものの識別は驚くほどやりやすくなります。しかし、そのヒントが間違っていれば、その認識も当然間違ったものとなります。

印刷博物館を見学しての総評

<絵本百物語に関して>
<印刷技術と情報伝達>

それぞれ、
SATOMIさん
TSUTOMUさん
YUUKIさんのプレゼンです。
あまり時間がなかったので、ここの補足は次回。
大事なこと→宗教改革、フランス革命は印刷技術があったからできた。概念と技術の進歩があいまって現代がある。

授業の感想

みなさん事前に準備されていて、すばらしい発表でした。緊張された方もいたみたいでしたが…
私が思ったことは、文字は何を伝えたいかはっきりさせてくれる大事なツールだと思いました。なぜなら、今回の発表はパワーポイントを使った方が多かったのですが、ただ話を聞いてるだけでは、何を言いたいのか、どんな意図を持って話しているのかがいまいちよく伝わってこなかったからです。
立花先生は、よく授業でこれからのリベラルアーツは、プレゼン能力の重要性が問われるとおっしゃっていましたが、本当にそうだなと改めて思いました。言葉で伝えることの難しさをすごく感じました。

(政治学科1年 廣川真菜美)